ニキビは思春期にできやすいのはなぜ?
大人になってできるのは吹き出もの
ニキビとは、毛穴がホルモンと細菌と皮脂の相互作用によって炎症を起こしてできる、皮膚の炎症疾患のことをいいます。
そのため、皮脂が大きく分泌される顔にできやすいとされています。
顔にできやすいと言い方には少し語弊(ごへい)があり、実はニキビは胸や背中など顔以外の部分にもできます。
ただ、世間一般には「顔に発生するもの」をニキビと呼んでいるのです。
なぜ思春期にできやすいのか。
その原因は諸説ありますが、過剰に分泌された皮脂との関係や、幼児期の体型から、幼児期の体型から、大人の体型に変化する過程で、余分な筋肉や脂肪が取れていくときにできると考えられています。
脂肪の時は白い脂肪の塊(かたまり)が取れやすいのですが、筋肉の時は赤く発疹(ほっしん)となり無理に取ろうとすると血液が出てきます。
その際、皮膚常在菌や手が不衛生な場合、雑菌により炎症を起こすと考えられています。
なお、ニキビは何も思春期だけにできるものではありません。
大人になってからも、少なからず皆さんの顔にもできているはずです。
ただ、ひとつだけ違うことがあります。
それは、呼び方です。
青年時代にできるものはニキビと呼びますが、成人すると一般的に「吹き出もの」と呼ぶのです。